”当たり前”の不幸
こんにちは
他人と一緒に仕事をしていると不思議に思うことがあります。
「ここはこんな風にやるのが普通だと思うんだけど…」
「あそこでなぜあんな行動をするんだろう…あそこはこうするしかないのに…」
不思議になって聞いてみると案外理解できることが多いです。「そうか!そういう考え方でこの行動になったのか。そういう考えかたもあるんだなぁ。」と。
ある店舗でのことです。
店長は業務については基本的にスタッフの自主性に任せるという方針を持っていました。
細かいことはあまり言いません。店長自身はスタッフに自分で考えて行動して欲しいと思っていました。
ある日、勤務していたスタッフの体調が明らかに悪そうです。
スタッフはシフトに穴を開けてはいけないという強い責任感から体調の悪さをおして一日を過ごしました。
勤務が終わって帰り際に店長と挨拶を交わしましたがそっけない感じです。というより何か機嫌が悪そうです。
また別の日、他のスタッフのことです。
スタッフは店内で商品を移動する作業をしています。店内、倉庫と動きまわっています。テキパキと作業しています。
作業中、倉庫と展示場所の間の通路にゴミが落ちていましたがこのスタッフはそのままにしておきました。 なぜなら、この店舗では30分ごとに決められたスタッフがチェック・清掃するためです。
作業終了後、店長に報告にいきました。
いつもと違い生返事です。というより何か怒っているようです。
作業は迅速で自分としても上手に出来たと思っていたため、店長の不機嫌にスタッフも不満気です。
こんなことが続きスタッフも我慢できず「私は何かしましたか?」と聞いてみました。
店長はちょっと驚きの表情を浮かべた後、怒りを押し殺しているような感じで「いや何でもないよ・・・」というのみです。
でも不機嫌は変わらずです。
そして店内は不機嫌が感染・充満していきます…
店長は何を怒っていたかというと、スタッフがあまりにも当たり前のことが出来なくて怒っていたのです。
指摘しなかったのは「こんなことも出来ないのか!!」と怒って説教してしまいそうだと感じ我慢したのです。
店長の当たり前は、体調が悪かったら早めに相談してシフトを万全にすることです。またどうしてもダメな時は人数が少なくてもいいと思っています。無理に出社しても戦力にならず無駄なことでしか無いと思っているのです。
また、ゴミについては、何をしている時でも店内外にゴミを見つけたら拾うのは当たり前のことだと思っているのです。
店長の不機嫌は、店長とスタッフの”当たり前”のズレから起こっています。
自身が当たり前と思っていることがすべての人にとって当たり前かというとそうではないことの方が多いように感じます。
この当たり前の範囲が増えてくるとお互いに不幸です。
店長は考えているように仕事が進まないですし、スタッフは評価されません。
そして当たり前からは感謝が生まれません。
最近、当たり前過ぎて確認していなかったことが、相手にとって当たり前でないことを気付かされました。
当たり前と思ってることすり合わせしてみようと思い、こんなケースを書いてみました。
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